「CPad & Borland C++ Compiler」を使ったC言語開発環境の構築について簡単に説明します。

僕はWindowsでC言語を使うときは,基本的にCygwinで作業しています。
なので,使っているコンパイラはGCCですね。

コンパイラ(compiler)とは、プログラミング言語で書かれたプログラムを、コンピュータが直接実行可能な機械語のプログラムに変換するソフトウェアである。

(コンパイラ – Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/コンパイラ

今回は1年生に対するC言語入門のために,お手軽なC言語開発環境である「CPad」を使います。
正式名が「CPad for Borland C++ Compiler」なので,一応「Borland C++ Compiler(以下BCC)」をコンパイラとして使います。

「CPad」については,こちらから。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA017148/pages/cpad.html

では,以下に手順を示します。

1.CPadとBCCの入手

CPadは本家のサイトからのリンクは切れているので,こちらからダウンロードしましょう。
CPad for Borland C++ Compiler」
http://cpad.michikusa.jp/

BCCも元のサイトでは配布されておらず,探してみたらembarcaderoというところで配布されているとか。
「C++コンパイラの入手方法」の手順に沿って「Borland C++ Compiler」を入手します.
http://www.embarcadero.com/jp/products/cbuilder/free-compiler?redirect=http://www.codegear.com/jp/downloads/free/cppbuilder

2.解凍&インストール

CPadはLZH形式で圧縮されているので,何かしらの解凍ソフトで解凍しましょう。(Lhaplusとか)
BCCの方はZIP形式なのでそのまま解凍できますね。

CPadはインストール形式ではないので,適当なフォルダに配置してください。
BCCの方は解凍すると,インストーラが2つ出てきますが「freecommandlinetools2.exe」だけインストールすればいいです。(Turbo Debuggerは使わない)
インストール先はデフォルトだと「c:borlandbcc55」になるようです。
特に問題がなければそのままインストールしてください。

3.設定

それでは,CPadを起動してみましょう。「bcpad.exe」が本体です。
起動すると設定画面が出ると思うので,「コンパイラのパス」を設定します。

BCCを「c:borlandbcc55」にインストールしたなら,「C:borlandbcc55Binbcc32.exe」と設定すればOKです。(インストールディレクトリ直下のBinの下にコンパイラがあります。)

あとはお好みで設定をしてください。

4.Hello World!

さて,「Hello World!」のお時間となりました!
下のソースコードを打ち込んで実行してみましょう。

#include <stdio.h>

int main() {
  printf("Hello World!n");

  return 0;
}

うまく実行されれば「Hello World!」と出力されるはずです。

それでは,楽しいC言語ライフを.